驚くべき繁殖力で水面を覆(おお)いつくす水草の大群――。この夏に全国各地で大拡大した、地球最悪の侵略植物と呼ばれる「ナガエツルノゲイトウ」だ。写真は、茨城県河内町を流れる新利根川の風景を一変させた侵略植物の群れである。近くでコメ農家を営む50代の男性が嘆く。「もう手の打ちようがありません。水田の中でも増殖して、抜いても抜いても根っこや茎(くき)の一部からすぐに再生してしまいます……。
流入を防ぐために用水路の水栓にネットをつけていますが、細かい草の一部がすり抜けてくる。除草剤も田植え後には使えず、収穫するコメに甚大(じんだい)な被害が出ないか本当に心配です」
ナガエツルノゲイトウは南米原産の多年草で、水生・陸生環境に壊滅的な影響を与えることから「アリゲーター・ウイード(ワニ草)」という英語名が付いている。
日本では’89年に兵庫県内で確認されて以来各地に生息域が拡大し、現在では東北以南を中心とする30都府県に分布。特定外来生物に指定されている。
「わずか数mmの節があれば、根と芽が再生し40日ほどで倍増します。千切れた一部が水に流された先で繁殖を繰り返し、生息域を急速に広げていくのです。
通水障害から魚を始めとする水中生物が棲(す)めなくなるだけでなく、陸上でも生育できることから農業や畜産業にも多大な打撃があるとして、世界中で大きな問題になって
地球最悪の″侵略植物″南米の悪魔「ナガエツルノゲイトウ」が日本で大増殖する「衝撃の光景」https://t.co/m7y4Ym3Fd5#フライデー #温暖化
— FRIDAY (@FRIDAY_twit) September 20, 2025
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Source: 鈴木さん速報