1円パチンコの登場からおよそ20年。今では、どこのホールでも見かけるようになり、バリエーションも豊かになった「低貸コーナー」だが、ホールさんにとってはどのような存在なのだろうか。
売上や利益面において、もはや欠かせない存在なのか、もしくはお客さんへのサービスの一環として利益度外視でやっているのか。そこで今回は、関東近郊で10店舗以上展開しているチェーン店で店長を務めるS氏にお話を伺ってみた。
■稼働好調の低貸が主力となっている
S氏のお店のパチンココーナーは、4パチと1パチがほぼ同数。パチスロは3分の2が20スロ、残りが低貸コーナーの5スロと2スロという構成になっている。まずは、稼働状況について聞いてみた。「今、ウチのパチンコは1パチが主力ですよ。なんなら、動いていない4パチを1パチコーナーにして、1円7割、4円3割にしたいくらいですね。あと、パチスロの5スロは全てスマスロにしているので稼働はいいし、利益率も20スロと同じくらいは取れています」
利益率が同じとはいえ、売上は20スロの4分の1となる5スロ。多少、稼働率が良かったとしても、お店側の儲けを考えると高設定台などはあまり使えないような気もするが……。
「いやいや、設定の配分は20スロと低貸でそんなに変わらないですよ。ちゃんと出玉状況を見て小まめに設定の上げ下げをして、高設定も使っています。むしろ、2スロではほぼ利益を取っていません。赤字になったとしても大した金額にはならないし、ちゃんと高設定を入れると『あの店は普段から高設定を使っている』っていうイメージが付くので、客寄せとして使っています」
■低貸メインで採算は取れるのか
売上が少ない2スロは、逆に考えると赤字になっても被害が少ない。そこで、利益は取らずお客さんを集めているというわけだが、使っている機械自体は20スロと同じもの。機械代などの必要経費と売上を考えたときに、低貸メインでやっていけるのだろうか。「そこは、ウチがチェーン店だからやっていけている部分もあります。他の強めの店舗が新台を買うときに少し多めに買ってもらって、早めにウチに回してもらうことも多いので。新台に一切頼っていない分、4パチや20スロに比べると機械代がそこまでかからないから低貸でも十分に成立するんですよ」・・・(記事の続き・詳細は引用元にて👇)
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Source: 鈴木さん速報